未経験エンジニアはきつい?精神的にも技術的にも限界を感じた僕が続けてよかった理由
「未経験エンジニアってきつい?」——転職を考えている人なら、一度は気になる疑問だと思います。
結論から言います。きつかったです。精神的にも、技術的にも。
でも今、続けてよかったと心から思っています。
携帯ショップで5年間働いたあと未経験でフロントエンドエンジニアに転職した僕が、きつかった場面をごまかさずに伝えつつ、それでも続けてよかった理由を話します。
転職前に読んでおくと、心の準備が全然変わると思います。
技術的にきつかったこと3つ
①コードが書けない・読めない場面が最初は多い
独学でコードを書いていた段階と、実務のコードは別物です。
チームで書かれたコードは規模が大きく、ファイルが複数に分かれていて、どこに何が書いてあるのかを把握するだけで最初はかなりの時間がかかりました。
「このコードが何をしているのか読めない」という状態で業務を進めなければならない場面が、入社直後は何度もありました。
②エラーの原因が全然わからず何時間も詰まる
実務では、エラーが出ても原因がすぐにわからないことがざらにあります。
独学中はエラーが出てもチュートリアルの範囲内だったので解決しやすかったですが、実務では複数の要因が絡み合っていることが多く、同じエラーに何時間も詰まるという経験を何度もしました。
「自分の調べ方が悪いのか、そもそも根本的に理解できていないのか」もわからず、ただ時間だけが過ぎていく感覚は正直しんどかったです。
③レビューで指摘されても何が悪いのか理解できないことがある
コードレビューで「ここはこう書いた方がいい」と指摘されても、最初のうちはなぜその書き方の方が良いのかが理解できないことがありました。
指摘の意味がわからないまま「はい、直します」と言って修正する——この繰り返しは、技術的な成長を実感しにくく、自信もなかなかつきませんでした。
精神的にきつかったこと3つ
①「自分だけついていけていない」という孤独感
チームの会話についていけない、コードが読めない、エラーが解決できない——こういう状況が重なると、「自分だけが遅れている」という孤独感が出てきます。
周りのエンジニアは当たり前のようにコードを書いて議論しているのに、自分は基本的なことで詰まっている。
この感覚は、技術的なきつさよりも精神的にこたえました。
②わからないことを質問するのに勇気がいる
「こんな初歩的なことを聞いていいのか」「また質問したら迷惑じゃないか」——未経験エンジニアの多くが感じる悩みだと思います。
わからないのに質問できず、一人で抱え込んで時間だけが過ぎていく。
この状況が続くと、精神的に追い詰められていきます。
③成長している実感がなかなか持てない時期がある
毎日必死に働いて、家でも勉強して、それでも「自分は成長しているのか?」という実感が持てない時期があります。
特に転職して最初の数ヶ月は、できないことの多さばかりが目について、成長の実感よりも焦りの方が先に立ちました。
「こんなに頑張っているのに、なぜ自信が持てないんだろう」と感じた時期は、正直一番きつかったです。
それでも続けられた理由
きつさは本物でしたが、それでも続けられたのには理由があります。
先輩とAIをフル活用した
一人で抱え込むのをやめて、わからないことは先輩に聞く・AIに相談するという習慣をつけました。
最初は質問することに勇気が要りましたが、聞いてみると先輩は思っていたより親切で、「早く聞いた方がよかった」と感じることの方が多かったです。
AIについても、エラーの原因を一緒に考えてもらったり、コードの意味を説明してもらったりと、実務の中で積極的に活用しました。一人で何時間も詰まるより、AIに聞いて10分で解決する方が圧倒的に前に進めます。
小さな「できた」が積み重なっていった
最初はできないことしか見えていませんでしたが、振り返ると少しずつできることが増えていました。
先月は読めなかったコードが読めるようになった、先週は詰まっていたエラーが今週は自分で解決できた——小さな「できた」の積み重ねが、続ける力になりました。
携帯販売時代には感じられなかったやりがいがあった
きつい時期でも、自分が実装した機能が動いている瞬間の達成感は別物でした。
前職では「今月の契約数」が成果でしたが、エンジニアの仕事は作ったものが形として残ります。
この「ものを作る喜び」が、きつさを上回る場面が少しずつ増えていきました。
きつい時期を乗り越えるための3つの方法
①一人で抱え込まず先輩・AIをフル活用する
わからないことを一人で解決しようとすると、時間も精神力も消耗します。
「30分調べてわからなければ聞く」というルールを自分に課すと、無駄に詰まる時間が減ります。
AIは特に気軽に使えるので、まずAIに聞いてみて、それでも解決しなければ先輩に聞く、という流れが効率的です。
②「昨日の自分より成長しているか」で判断する
周りのエンジニアと比べると、未経験エンジニアは必ず劣って見えます。
比べる相手は周りではなく、昨日・先週・先月の自分にすることで、着実な成長を実感しやすくなります。
「先月は読めなかったコードが今月は読める」「先週は詰まっていたエラーが今週は自分で解決できた」——この積み重ねを意識するだけで、精神的な余裕が全然変わります。
③きつさの種類を見極める
きつさには2種類あります。
成長痛としてのきつさと、環境が合っていないサインとしてのきつさです。
きつい時期に「これは成長痛なのか、環境の問題なのか」を冷静に判断することが、正しい対処につながります。
まとめ
未経験エンジニアの仕事は、きつかったです。技術的にも、精神的にも。
それは本当のことです。
でも、先輩やAIを頼りながら一つずつ乗り越えていくうちに、少しずつできることが増えていきました。
そして今、続けてよかったと心から思っています。
きつさは成長の証です。
転職前にこの現実を知っておくことで、きつい場面に直面したときに「これは普通のことだ」と思えるはずです。
不安な気持ちはよくわかりますが、その先に必ず「続けてよかった」と思える日が来ます。
