「無理だよ。受からないって」
携帯販売の仕事を辞めてエンジニアを目指すと話したとき、家族にも友人にも、ほぼ同じ反応をされました。
悪意はなかったと思います。むしろ心配してくれていたのだと今なら分かります。
でも当時は、信頼している人たちに「無理」と言われるのがただただ、きつかった。
それでもぼくは転職することにしました。
携帯ショップ5年 → フロントエンドエンジニア
未経験から約8ヶ月の独学+スクールでエンジニア転職を達成。
現在はReact / TypeScriptを使った開発に従事。
このブログでは自分のリアルな体験をもとに、転職を目指す人に向けて情報を発信しています。
結果として、約8ヶ月のスクールと独学のおかげで、フロントエンドエンジニアに転職できました。
この記事では、「やめとけ」「無理だよ」と言われる理由を正直に書いたうえで、
それでも挑戦する価値があるかどうかをぼく自身の体験をもとに伝えていきます。
きれいごとなしで、リアルを書くつもりです。
「未経験エンジニアはやめとけ」と言われる理由5選
目次
まず、批判的な意見を正面から受け止めることから始めましょう。
「やめとけ」と言われる理由には、それなりの根拠があります。
① 勉強量が想定より圧倒的に多い
毎日3時間勉強しても、500時間到達まで約6ヶ月。
仕事をしながらだと休日のほぼ全部を勉強に充てる生活になります。
ぼく自身は約8ヶ月、毎日コードを書き続けました。
携帯販売の仕事終わりに毎晩2時間、休日は8時間カフェにこもって勉強する生活です。
途中で「本当に転職できるのか」と何度も不安になりましたし、友人と遊ぶ時間もほとんど削りました。
「ちょっと勉強すればなれる」というイメージで飛び込むと、間違いなく挫折します。
これは本当のことです。
② 転職直後は給料が下がることが多い
初年度の年収は300〜350万円台が相場。
「エンジニア=高収入」というイメージは、経験を積んだ後の話です。
転職直後はむしろ収入ダウンを覚悟する必要があります。
前職の収入によっては、大幅な収入ダウンを覚悟しなければなりません。
ただし、これは「一時的な投資期間」と捉えることもできます(この点は後半で詳しく書きます)。
③ SES・客先常駐に回されやすい
未経験可の求人の多くはSES形態。
自社開発を目指していてもSESからのスタートになるケースが多いです。
スキルが積みにくい現場に入ってしまうと、なかなか成長できないという悩みもあります。
会社選びと求人の見極めが重要になってくる部分です。
④ 未経験者が増えすぎて採用が厳しくなっている
IT転職ブームで未経験者の応募が急増。
書類選考すら通らないケースも増えています。
以前は比較的入りやすかった未経験可の求人でも、ポートフォリオの質や学習への本気度を厳しく見られるようになっています。
「なんとなく転職できそう」という甘い考えで臨むと、書類選考すら通らないケースも増えています。
⑤ 実務についていけず挫折する人もいる
転職できたとしても、実務では学習中に触れなかった技術や概念がどんどん出てきます。
チームでのコード管理、設計の考え方、ドキュメントの読み方……学習期間に感じた以上のキャッチアップが求められます。
「転職できたのに、ついていけない」という悩みを持つ人が一定数いるのも事実です。
それでも、ぼくが転職してよかったと思う理由
ここまで読んで「やっぱり無理かも」と思った人もいるかもしれません。
でも、ぼくが伝えたいのはここからです。
スキルが自分の「資産」になる感覚
携帯販売の仕事は、お客様に喜んでもらえる仕事でした。
でも、5年間積み上げてきた営業スキルは、会社を離れた瞬間にほとんど何も残りませんでした。
エンジニアの仕事は違います。
書いたコードは残る。学んだ技術は自分のものになる。
ReactやTypeScriptなどの知識は、会社が変わっても、どこでも使えます。
「自分の手で何かを作れる」という感覚は、前職では得られなかったものです。
年収の「天井」が変わった
転職直後は確かに年収が下がりました。
ただ、エンジニアとして経験を積むにつれ、収入の伸びしろが明らかに変わってきたと感じています。
経験2〜3年で年収500万円を超えるエンジニアは珍しくなく、フリーランスや副業という選択肢も現実的になってきます。
携帯販売の世界では、どれだけ頑張っても見えていた天井が、エンジニアという職種では大きく広がっています。
リモートワーク・働き方の自由度
フロントエンドエンジニアとして働くようになってから、リモートワークが現実のものになりました。
通勤時間がなくなり、生活の質が大きく変わっています。
これは「稼ぎが増えた」という話ではなく、「時間という資産が増えた」という話です。
「作る」ことの純粋な楽しさ
コードを書いて、ブラウザに思い通りのものが表示される瞬間の達成感。
画像が反映されたり、文字に色がついたり、「自分が書いたコードが画面に出ている」という感覚がとにかく楽しかった。
バグを直した瞬間の「よし!」という感覚も同じです。
ぼくには、これが合っていました。全員がそう感じるわけではないと思います。
でも、「作ることが楽しい」と感じられる人にとって、エンジニアという仕事は本当に向いています。
やめとけと言われても成功する人・失敗する人の違い
ぼく自身はどちらだったか
正直に言うと、最初はぼくも「エンジニアは将来性がある、稼げそう」という動機でした。
でも学習を進めるうちに「作ることが楽しい」という感覚が芽生えてきて、それが継続の原動力になっていきました。
最初の動機が完璧でなくても、やってみて好きになるケースもあります。
未経験からエンジニアになるための現実的なロードマップ
HTML / CSS・デザイン基礎
目安:50〜100時間
Webページの見た目を作る基礎。ここがすべての土台になります。ぼくはスクールでこの部分を固めました。
JavaScript 基礎
目安:100〜200時間
動きのある処理やロジックを書く力をつける段階。最初はエラーの連続でしたが、ここを超えると一気に視界が開けます。
React などのフレームワーク
目安:100〜200時間
実務で使われる技術に近づく段階。ぼくはここを独学でキャッチアップしました。
ポートフォリオ制作・転職活動
目安:100〜200時間 合計:約500〜700時間
学んだ技術を形にする集大成。「なぜこれを作ったか」を説明できるものを目指してください。
学習時間の目安
| ステップ | 内容 | 必要な学習時間の目安 |
|---|---|---|
| ① | HTML/CSS・デザイン基礎 | 50〜100時間 |
| ② | JavaScript基礎 | 100〜200時間 |
| ③ | Reactなどのフレームワーク | 100〜200時間 |
| ④ | ポートフォリオ制作 | 100〜200時間 |
| 合計 | 約500〜700時間 |
毎日3時間確保できれば、6〜8ヶ月で転職活動ができるレベルに到達できます。
ぼく自身はWebデザインスクールでHTML/CSS/JavaScript・デザインの基礎を固め、
その後Reactを自力でキャッチアップするという流れでした。
「最初の土台をスクールで作り、応用は独学」という組み合わせは、
ゼロからでも比較的スムーズに進められるのでおすすめです。
独学 vs スクールの選び方
独学が向いている人: 自走できる、コストを抑えたい、ある程度学習習慣がある
スクールが向いている人: 一人だと続かない、デザインも含めて体系的に学びたい、カリキュラムに沿って進めたい
どちらが正解ということはありません。自分の性格と状況に合わせて選ぶことが重要です。
ポートフォリオについて
未経験転職では、ポートフォリオが選考の命綱です。
「動くもの」ではなく「なぜこれを作ったか説明できるもの」を目指してください。
技術的な完成度より、思考のプロセスを見せることが重要です。
よくある質問(FAQ)
未経験エンジニアは何歳まで転職できますか?
一般的には25〜28歳が最も転職しやすいとされていますが、30代でも十分可能です。
ただし年齢が上がるほど、ポートフォリオや学習の本気度が厳しく見られます。転職後の年収はいくらくらいですか?
未経験転職直後は年収300万〜380万円程度が相場です。
経験2〜3年で400万〜500万円台を目指せるようになります。未経験エンジニアの採用率はどのくらいですか?
企業によって異なりますが、書類通過率は20〜30%程度と言われています。
ポートフォリオの完成度が通過率に直結します。独学で転職できますか?スクールは必要ですか?
独学で転職している人はたくさんいます。重要なのは学習方法よりも「継続できるかどうか」です。
ちなみに、僕はスクールと独学の両方をしました。未経験でも自社開発企業に入れますか?
難しいですが、不可能ではありません。
ポートフォリオの質を高め、企業研究を丁寧に行うことで可能性は広がります。転職活動はどのくらいの期間かかりますか?
一般的に2〜4ヶ月程度が多いです。ポートフォリオの完成度と応募数によって変わります。
まとめ:「やめとけ」は半分正しく、半分間違い
ぼくからのメッセージ
大切なのは、「やめとけ」という声に流されることでも、逆に無視することでもなく、リスクを理解したうえで自分で判断することです。ぼくは携帯販売から約8ヶ月でフロントエンドエンジニアに転職しました。しんどかったけれど、やってよかったと思っています。
「やってみたい」という気持ちを持っているなら、その気持ちを大切にしてください。
まずは1日30分、コードに触れることから始めてみましょう。