体験談

未経験エンジニア 年収1年目が低くなる7つの理由

しゅうしん

未経験からエンジニアを目指すとき、年収のことは気になって当然です。

「最初はいくらもらえるの?」
「今より年収が下がったら生活できる?」
「将来的には本当に上がるの?」

正直に言います。

未経験エンジニアの1年目は、年収が低めになることが多いです。 ぼく自身、携帯販売の仕事からエンジニアに転職したとき、前職より手取りが減りました。

「この選択、正しかったのかな」と何度か思いました。 ただ、今振り返ると、1年目の年収だけを見て判断しなくてよかったと思っています。 エンジニアは、できることが増えるほど評価が変わりやすい仕事です。

1年目で実務経験をしっかり積んでおけば、2年目・3年目で年収が伸びる可能性があります。

この記事では、未経験エンジニア1年目の年収の現実、低くなりやすい理由、 会社選びのポイント、年収を上げていく方法まで、 自分の転職経験をもとに解説します。

「年収が不安で動き出せない」という人に、少しでも参考になれば嬉しいです。

1. 未経験エンジニア 年収1年目の結論

結論から言うと、実務経験を積める会社に入ることを最優先にした方がいいです。

1年目は、教えてもらいながら仕事を覚える時期です。会社側も教育にコストをかけています。そのため、最初から経験者と同じ水準の給料を期待するのは難しいのが現実です。

dodaの職種別データでは、技術系(IT・通信)の20代平均年収は398万円、全体平均は469万円とされています。経験を積むほど上がりやすい職種であることは、数字にも出ています。

1年目の年収が低くても、それは「失敗」ではありません。1年目でどれだけ経験を積めるかが、その後の年収を決める土台になります。

① 1年目の年収相場

未経験エンジニアの1年目は、年収250万〜350万円前後を目安に考えると現実に近いです。

求人ボックスによると、ITエンジニア全体の平均年収は約459万円、初任給は月27万円程度とされていますが、これは経験者も含んだ数字です。未経験の1年目は、全体平均より低くなることがほとんどです。

月給22万円なら年収は約264万円、月給25万円なら約300万円。「最初はこのくらいが普通」と理解しておくと、求人を見るときに冷静に判断できます。

②手取りはさらに少なくなる

額面の年収から、税金と社会保険料が引かれます。月給25万円でも、実際に口座に振り込まれるのは20万円前後になることがあります。

転職前に確認しておきたいのは次の3点です。

  • 月給はいくらか
  • 賞与はあるか
  • 固定残業代が含まれているか

「年収300万円」という数字だけ見て判断すると、毎月の生活が思ったより苦しくなることがあります。手取りで家賃や生活費が払えるかを先に計算しておきましょう。

③高すぎる求人には注意

「未経験で月給35万円」のような求人には、条件が複雑に絡んでいることがあります。固定残業代込みだったり、研修後に給与が変わったり、実際の業務が開発と関係なかったりするケースもゼロではありません。

求人を見るときに確認したいポイントは以下の通りです。

  • 仕事内容が具体的に書かれているか
  • 研修後の配属先が明確か
  • 固定残業の時間数が多すぎないか
  • 昇給の基準が書かれているか

金額の大きさより、働き始めてからの中身を見る習慣をつけると失敗が減ります。

2. 未経験エンジニア 年収1年目の現実7つ

甘い話ばかり目に入りやすいですが、1年目の現実はもう少し地味です。ただ、地味だからといって悪いわけではありません。1年目でできることを少しずつ増やしていくことが、2年目以降の年収につながります。

① 年収は低めになりやすい

入社直後は、仕事の進め方・専門用語・開発の流れを覚えるだけで精いっぱいです。会社から見ると、最初の数か月は教育期間です。その状況で経験者と同じ給料を出す会社はほとんどありません。

ただ、これは「損をしている」のではなく、給料を上げるための準備期間と捉えた方が気が楽です。開発経験が積める環境に入れていれば、1年後の選択肢は確実に広がります。

②会社によって差が大きい

同じ「未経験エンジニア」でも、会社の規模・地域・職種によって年収はかなり変わります。

dodaの職種別データでは、Webサービスエンジニアの平均は452万円、SE・プログラマは435万円、運用・監視・保守は389万円と、職種によって60万円以上の開きがあります。東京と地方でも、同じ役割で年収が変わることがあります。

1年目の年収は、自分の努力よりどの会社に入るかで決まる部分が大きいです。

③研修の質が成長速度を左右する

研修がしっかりしている会社なら、最初の給料が少し低くても1年後に任される仕事が増えやすいです。HTML・CSS・JavaScript・画面作成・質問の仕方まで丁寧に教えてくれる環境は、初期の年収以上に価値があります。

逆に「入ってから自分で勉強して」というスタンスの会社だと、仕事についていけなくなるリスクがあります。年収と同じくらい、研修期間・研修内容・配属後のサポートを確認することをおすすめします。

④SESの求人が多い

未経験向けの求人を調べると、SES(他社の現場で働く形態)が多く出てきます。入り口として選びやすい働き方ですが、会社によって当たり外れがあります。

開発案件に入れる会社もあれば、テスト作業や問い合わせ対応だけで終わる会社もあります。面接では「開発案件に入れる可能性はありますか」と直接確認するのが有効です。また、以下の点も事前に聞いておくといいです。

  • 待機中も給与は支払われるか
  • 配属先を相談できるか

SESは仕組みを理解した上で選ぶと、1年目の経験として十分使えます。

⑤固定残業代に注意

「月給25万円」と書かれていても、その中に30時間分の固定残業代が含まれているケースがあります。この場合、実際に残業しても追加で給料が増えないことがあります。

基本給・固定残業の時間数・超過分の支払い方法は、面接か内定後に確認しておきましょう。月給の数字だけで判断すると、想定より生活が苦しくなることがあります。

⑥地域で年収が変わる

都市部はIT企業の数が多く、未経験向けの求人も見つけやすい傾向があります。東京・大阪・名古屋と地方では、同じ職種でも年収水準が変わることがあります。

ただし、地方は家賃や生活費が低いことが多いため、年収と生活費をセットで考えると判断しやすくなります。東京で年収300万円より、地方で年収270万円の方が手元に残るお金が多いケースもあります。

今が一番低い時期

dodaのデータでは、技術系(IT・通信)の平均年収は20代398万円、30代519万円、40代649万円と、年代が上がるほど増えています。1年目の年収が低いのは、単純に「まだそのフェーズにいない」だけです。

学び続けて経験を積めば、年収は伸ばせる可能性があります。今の数字に落ち込むより、1年後の自分が何をできているかに意識を向けた方がいいです。

3. 未経験エンジニア 年収1年目が低い理由

1年目の年収が低いのは、能力の問題ではありません。実務経験がなく、会社が教育しながら仕事を覚えてもらう段階だからです。

経験者は調べずに作業を進められますが、未経験者は確認・質問・修正に時間がかかります。これは当然のことで、誰でも最初はそうです。焦らず「できることを増やす時期」として使う方が結果的に早く成長できます。

①実務で学ぶことが多い

1年目で身につくのは、コードの書き方だけではありません。チームでの進め方、質問の仕方、修正依頼への対応、納期の感覚なども、仕事の中で初めて学ぶことばかりです。

「こんなこともわからないのか」と感じる場面は誰にでもあります。完璧な技術力より、毎日少しずつ学び続ける姿勢の方が1年目では大事です。

②実績がまだ少ない

会社は「何ができるか」を見て給料を決めます。未経験の場合、ポートフォリオや学習経験はあっても、実務での実績はゼロからのスタートです。

「画面を1人で作れる」「不具合を調べて直せる」「手順書をわかりやすくまとめられる」といったことが積み上がるにつれて、評価されやすくなります。最初は小さなことでいいので、任された仕事を確実にやり切ることを意識しましょう。

③会社側に教育コストがかかっている

先輩がコードレビューをする時間、質問に答える時間、研修を準備する時間。これらはすべて会社のコストです。未経験者の給料が経験者より低くなるのは、この教育コストが反映されているためでもあります。

裏を返すと、教えてもらえる環境にいること自体が価値です。研修やレビューが整っている会社に入れたなら、その環境を最大限に使いましょう。

4. 職種別の年収の違い

どの職種に入るかで、1年目の年収と経験できる仕事の内容が変わります。

dodaの職種別平均では、Webサービスエンジニアが452万円、サーバーエンジニアが469万円、ネットワークエンジニアが455万円、運用・監視・保守が389万円となっています。未経験の1年目はこれより低くなりますが、職種の傾向として参考にはなります。

① Web系

人気が高く、学習者が多い分、未経験枠の競争も激しいです。HTML・CSS・JavaScript・Reactを学んでいても、実務ではコードの品質やチーム開発の経験が問われます。

ポートフォリオで「作れるもの」を見せられると選考で差がつきます。年収より開発に実際に関われるかを軸に会社を選ぶといいです。

②SES

未経験向けの採用が多く、入り口として選ばれやすいです。ただし、会社によって配属される仕事の内容が大きく変わります。開発経験が積める会社もあれば、テストや問い合わせ対応だけで終わる会社もあります。

面接で「開発案件に入れる可能性はあるか」「研修内容はどうなっているか」を確認するのが、SES選びの基本です。

③社内SE

求人数はやや少なめで、倍率も高めです。開発だけでなく、社内ツールの管理・外部会社とのやり取り・問い合わせ対応など幅広い業務があります。

未経験で挑戦するなら、技術力だけでなく調整力やコミュニケーション力を前面に出すと評価されやすくなります。

④インフラ

最初は監視・運用から入ることが多く、Web系より未経験でも入りやすい場合があります。夜勤やシフト勤務がある求人もあるので、働き方の確認は必要です。

地道に経験を積みたい人には向いている職種です。サーバーエンジニア・ネットワークエンジニアに進むと、平均年収が450〜470万円台のラインも見えてきます。

5. 会社選びのポイント

未経験1年目で後悔しにくい会社を選ぶためには、年収以外の部分をしっかり見ることが大事です。

①求人票の読み方

月給の数字だけで判断するのは危険です。確認すべき項目は以下の通りです。

  • 基本給はいくらか
  • 賞与の有無
  • 昇給は年何回か
  • 固定残業代は何時間分か
  • 研修中の給与条件

求人票は「最もよく見える数字」で書かれていることが多いです。内訳まで確認する習慣をつけておきましょう。

②避けた方がいい求人の特徴

仕事内容があいまいな求人には注意が必要です。「未経験歓迎」「研修あり」「稼げます」と書かれていても、具体的な業務内容が見えない求人は、入社後にギャップが生まれやすいです。

気をつけたいポイントを挙げます。

  • 仕事内容が抽象的
  • 研修の中身が書かれていない
  • 高収入ばかり強調している
  • 配属先が入社後まで不明
  • 開発に関われるかどうかわからない

「甘い言葉より具体性」を基準に選ぶと失敗が減ります。

③良い求人の特徴

成長できる求人かどうかは、以下の点で判断できます。

  • 研修内容が具体的に書かれている
  • 配属後のサポートがある
  • 仕事の流れがイメージできる
  • 昇給の基準が明確
  • 先輩エンジニアがいる

たとえば「入社後3か月は基礎研修、その後は先輩と一緒に画面修正を担当」のように書かれていれば、入社後の動きがイメージしやすいです。給料・経験・サポートの3軸で求人を比べると判断しやすくなります。

6. 年収を上げていくために

1年目から年収を上げるために、特別なことをする必要はありません。「できることを少しずつ増やす」を続けることが、評価につながります。

技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)は、転職後に年収が上がった割合が67.6%とされています。動き続けることで、チャンスは出てきます。

①学習を続ける

現場でさわれる技術の範囲は限られることがあります。自分でJavaScriptやReactを復習したり、現場でわからなかったことを家で調べたりする積み重ねが、次の仕事の幅を広げます。

長時間でなくていいです。平日30分、休日に小さな画面を1つ作るだけでも半年後には差になります。

②小さくてもいいから作品を作る

家計簿アプリ、学習記録ツール、何でも構いません。完成度より「なぜ作ったか」「どこを工夫したか」を説明できることの方が大事です。

個人作品があると、社内評価だけでなく転職時にも話しやすくなります。実務経験+個人作品の組み合わせは、未経験出身者の強みになります。

③小さな実績を積み上げる

「実績」というと大きな成果をイメージしがちですが、1年目の実績はこのくらいで十分です。

  • 不具合を1つ自分で直した
  • 画面の一部を任せてもらえた
  • 手順書をわかりやすくまとめた
  • 期日を守って作業を終えた

これらが積み上がると、上司や先輩からの信頼が生まれます。評価は突然上がるものではなく、小さな積み重ねの結果です。

④資格を学習の道しるべにする

資格だけで年収が大きく変わるわけではありませんが、「何を勉強すればいいかわからない」という段階では有効です。ITパスポートや基本情報技術者は、基礎知識を整理するのに役立ちます。

資格+実務経験+個人作品の組み合わせが、未経験出身エンジニアとして評価されやすいパターンです。

7. 体験談:ぼく自身が感じたこと

ぼく自身、前職の携帯販売から未経験でエンジニアに転職したとき、最初は年収が下がりました。販売職は残業代や手当が乗る月もあったので、エンジニア1年目の給与明細を見たときは正直きつかったです。

「この選択は合ってたのかな」と思う瞬間もありました。でも、半年ほど経って少しずつコードが書けるようになってきたとき、「給料より成長している感覚の方が大事だな」と思えるようになりました。

①一番大きかった不安

「この年収で本当に生活できるのか」という不安が、転職直後に一番きつかったです。前職と比べてしまうのをやめられなくて、毎月の通帳を見るたびに気持ちが沈みました。

そのとき助かったのは、固定費を先に見直していたことです。家賃・通信費・サブスクを整理して、毎月いくら必要かを把握しておくだけで、不安の解像度がだいぶ下がります。

②年収より成長の実感

最初はエラーの意味すらわからなくて、先輩に何度も同じことを聞きました。でも、少しずつ「このエラーはこういう意味か」「この修正はこうすればいい」とわかるようになってくると、給料が変わらなくても前より仕事が楽しくなってきました。

成長の実感は、すぐ給料に反映されません。でも、1年目で積んだ経験は確実に次につながると、今は思っています。

③周りと比べない方がいい

SNSを見ると「未経験から半年で年収500万」「転職3か月で即戦力」のような話が目に入ります。でも、それが自分に当てはまるかどうかは別の話です。

バックグラウンドが違えば、成長速度も違って当然です。見るべきなのは、昨日の自分より今日の自分が少しでも動けているかだと思っています。

8.よくある失敗パターン

①年収だけを見て会社を選ぶ

1年目から高年収を狙って会社を選ぶと、開発経験が積めない環境に入ってしまうことがあります。2年目・3年目で転職しようとしたとき、実務経験が薄いと選択肢が狭まります。

目先の金額より「この会社で何を経験できるか」を優先する方が、長い目で見ると年収が伸びやすいです。

②焦って行動がブレる

給料が低いと焦りが出て、「あれもやらなきゃ」「早く転職しなきゃ」と動きがバラバラになりがちです。焦ると学習が続かなくなり、ミスも増えます。

今の現場で使う技術の復習を丁寧にやる方が、難しい技術に手を出すより実務に直結します。まず目の前の仕事を丁寧にやることが、評価への最短ルートです。

③経験が浅いうちに転職を急ぐ

給料が低い・仕事がつらい・思っていたのと違う。そう感じたとき、すぐ転職を考えたくなるのは自然です。ただ、実務経験が1年未満だと、次の会社でも「経験が少ない人」として扱われます。

今の会社で開発に関われているなら、まず半年〜1年は実績を作ることに集中する方がいいです。ただし、以下のような状況なら早めに動くべきです。

  • 開発にまったく関われない
  • 長時間労働が続いている
  • 給料や契約内容が求人と違う
  • 質問できる環境がない

「逃げるための転職」ではなく「改善するための転職」かどうかを考えて判断しましょう。

9.よくある質問

Q. 1年目の年収で生活できますか?

住む場所や固定費次第ですが、手取り20万円前後でも生活できます。家賃を月8万円以内に抑え、通信費やサブスクを見直すと余裕が生まれやすいです。転職前に毎月の支出を書き出しておくと、より現実的に見積もれます。

Q. 年収交渉はできますか?

未経験でも交渉は可能です。ただし「いくら欲しい」だけでなく、「こういう価値を提供できます」と伝える方が通りやすいです。前職のスキルやポートフォリオで見せられるものがあれば、一緒に伝えましょう。未経験枠は給与テーブルが固定されている会社も多いため、必ず上がるとは限りません。

Q. 1年目で転職していいですか?

状況によります。「給料が低い」だけの理由なら慎重に考えた方がいいです。実務経験が浅いまま転職すると、次の会社でも評価されにくくなります。開発に関われない・長時間労働が続く・契約内容と違うといった場合は、早めに動くことも選択肢です。

Q. 後悔しますか?

高年収を期待して転職した人ほど、ギャップで落ち込みやすいです。「1年目は給料が低め」「勉強は続く」「会社選びで差が出る」この3つを事前に理解しておくと、現実と想定がズレにくくなります。ものづくりへの興味と学び続ける気持ちがあれば、向いている仕事です。

10. まとめ

未経験エンジニアの1年目は、年収が低めになることが多いです。でも、それはスタート地点がそこにあるというだけで、ゴールではありません。

dodaのデータでも、技術系(IT・通信)の平均年収は20代398万円から30代519万円、40代649万円と伸びています。経験が評価に変わりやすい職種であることは確かです。

1年目でやるべきことは、高い年収を狙うことより実務経験を積める環境に入って、毎日少しずつできることを増やすことです。

  • 会社選びは年収だけでなく成長環境で選ぶ
  • 学習を少しでもいいから続ける
  • 小さな実績をひとつひとつ積む
  • 今の自分と昨日の自分を比べる

1年目の年収は通過点です。焦らず、着実に積み上げていきましょう。

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しゅうしん
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携帯ショップ5年→独学8ヶ月でエンジニア転職|未経験転職ブロガー
携帯ショップで5年間勤務後、完全未経験から独学8ヶ月でエンジニアへ転職。 毎日コツコツ続けた勉強法や転職活動のリアルな体験を発信しています。 「自分にもできるかな?」と悩んでいる人に向けて、等身大の情報をお届けします。
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