体験談

未経験エンジニアは増えすぎで無理?元販売員が20社応募して内定をとった話

しゅうしん

未経験エンジニアが増えすぎていても、転職できる人はいます。
ぼくがそうでした。

携帯販売を5年やって、28歳で未経験からエンジニア転職。
20社以上に応募して、ポートフォリオが完成していない状態で内定をもらいました。

「増えすぎているから無理」は半分本当で、半分は違います。
増えているのは「なんとなく始める人」であって、作品を作って応募まで進める人はそれほど多くない。

この記事では、実際に転職した経験をもとに、今から目指す人がやるべきことを正直に書きます。

未経験エンジニアが増えているのは本当か

増えているのは事実です。
ただ、数字以上に「増えているように見える」という側面が大きいとも感じています。

YouTubeやSNSで「未経験からエンジニア転職」という言葉を見ない日はなくなりました。
無料や低価格で学べる教材も増え、以前より始めやすい環境になっているのは確かです。

ただ、大事な視点があります。

始める人が多い=転職できる人が多い

勉強を始める人は多くても、途中でやめる人も相当数います。
作品を完成させ、面接まで進める人はさらに絞られる。
だから「増えすぎているから無理」と焦りすぎる必要はないと思っています。

未経験エンジニアが増えた3つの背景

学習環境が整った
昔は本を買って独学するしかなかった時代から、今は動画・学習サイト・質問サービスが使えます。
HTMLやCSSなら無料教材でも基礎を学べる。
ただし「動画を見るだけで満足する」という落とし穴も増えていて、実際に手を動かして作る経験まで進めるかどうかが分岐点です。

SNSで成功例が目立つ
「未経験から3ヶ月で転職」「半年で月収アップ」など、目を引く発信が流れてきます。
本当に努力して結果を出した人もいますが、SNSでは成功した部分しか見えない。
毎日エラーで止まり、面接で落ち続ける時期は表に出てきにくい。
他人の結果より、昨日の自分より少し進んでいるかどうかを見た方がいいです。

今の仕事への将来不安
給料が上がらない、体力的にきつい、将来の道が見えない
——そういう悩みからエンジニアを目指す人は少なくありません。

ぼく自身も、携帯販売に限界を感じたのがきっかけでした。
ただ、不安から逃げるためではなく、未来を作るために選ぶ意識が大事だと思っています。

IT人材不足は続いている

目指す人が増えていても、企業側の需要も伸び続けています。

IT人材の不足は2030年に最大約79万人まで広がる可能性がある

経済産業省「IT人材需給に関する調査」

ただし、企業が欲しいのは「何もできない人」ではありません。
基本を学んでいる、小さくても作品がある、わからないことを調べられる、素直に学べる——こういった人材に対してチャンスがあります。

未経験エンジニアの転職、実際は厳しいのか

正直に書きます。

書類選考は通らないことが多い

応募者が増えるほど、企業は最初のふるい分けを厳しくします。
志望理由が浅い、学習内容が書かれていない、作品がない、転職理由があいまい
——こういった書類は弱く見られます。

「将来性があると思ったから」だけでは、他の応募者と同じに見える。

  • 何を学んだか
  • 何を作ったか
  • どこでつまずいてどう解決したか

この3つを具体的に書くほど、通過率は上がります。

面接では「続けられるか」を見られる

面接で大切なのは、きれいな答えではありません。
自分の経験を自分の言葉で話すことです。

「JavaScriptを勉強しました」だけでは弱い。
「ボタンを押したら表示が変わる機能を作り、エラーで半日悩みましたが、調べて解決しました」と話す方が伝わります。

面接は暗記より、経験の整理が大切です。

SES求人は多いが差が大きい

未経験向けの転職市場では、SES企業の求人をよく見ます。
未経験から現場経験を積める会社もある一方、会社によって差は非常に大きい。

ぼく自身もSES会社に入社した最初の1年は、開発ではなくテスト業務がメインでした。
「エンジニア転職=開発」というイメージで入ったので、正直きつかった。

休日も全PCの再起動やアップデート対応で出勤し、夜遅くまで作業することもありました。
これがエンジニアの仕事なのか…と思った時期があったのは事実です。

確認すべきは

「研修内容が具体的か」
「開発案件に入れる可能性があるか」
「待機中の給料は出るか」

「未経験歓迎」の文言だけで判断すると、入社後に後悔する可能性があります。

理想と現実のズレに注意

エンジニアと聞くと、自由・高収入・在宅という良い面だけを想像しがちです。
でも最初から理想通りに働ける人ばかりではありません。

最初は給料が低め、地味な修正作業が多い、毎日わからないことだらけ——そういう時期があるのが普通です。

未経験1年目は、できない自分に落ち込む場面もあります。
でもそれは失敗ではなく、成長する途中で多くの人が通る道です。

未経験でも差をつける5つの行動

増えすぎと言われる状況でも、やることを絞って正しく行動すれば差はつきます。
特別な才能より、正しい順番で動けるかどうかの問題だと思っています。

① 基礎をしっかり固める

基礎が弱いまま難しいことに進むと、途中で何をしているかわからなくなります。
Web系を目指すなら、HTML→CSS→JavaScript→Git→簡単な画面作成の順番がおすすめです。

大事なのは完璧に暗記することではなく、自分で調べながら使える状態を目指すこと。
HTMLなら見出し・画像・リンクを配置できる、CSSなら色・余白・並びを変えられる、JavaScriptならボタンを押した時の動きを作れる——この程度で十分です。

② 作品を完成させる

未経験は実務経験がないため、作品が「本当に手を動かした証拠」になります。
大きな作品は必要ありません。

架空のカフェサイト、自己紹介サイト、ToDoリスト
——シンプルでも完成しているものが一番説明しやすい。

ぼくはポートフォリオが完成していない状態で転職活動を始めましたが、途中で作ったもの・学んだ過程を面接で話すことで評価してもらえました。
完成品である必要もありません。

作品には「なぜ作ったか」「どこで苦労したか」「どう解決したか」の説明を添えると、考えて作ったことが伝わります。

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③ 応募数を出しながら改善する

未経験転職では、少ない応募で決まるとは限りません。
10社応募して全て落ちたら終わりではなく、志望理由・作品説明・職務経歴書を見直す材料になります。

応募しながら改善するくらいの気持ちで進める方が、精神的にも楽です。

④ 面接では「今の自分と伸びしろ」を伝える

技術だけでなく「一緒に働ける人か」も見られます。
「わかりません」で終わるのではなく、「今はわかりませんが、調べる時は公式情報や実装例を確認しています」と言えると印象が変わります。

すごい人を演じる必要はありません。

⑤ 仕組みで継続する

最後に差がつくのは続けられる人です。
継続のコツは気合いに頼らないこと。
毎日30分だけやる、勉強時間を固定する、休む日も決める
——続けられる仕組みを作る人が強いです。

未経験エンジニアの勉強順序

未経験の勉強で大切なのは、順番を間違えないことです。
いきなり難しい技術に手を出すと、理解できずに挫折しやすくなります。

HTML・CSSから始める

HTMLはWebページの骨組みを作る言語です。
ここを飛ばすと、後でCSSやJavaScriptを学んだ時に混乱しやすい。

まずは「画面に文字と画像を出せる」状態を目指し、自己紹介ページを1枚作るだけで十分です。

CSSで見た目を整えられるようになったら、最初からおしゃれなデザインを目指しすぎる必要はありません。
見やすく、読みやすく、崩れない画面を作ることが先です。

JavaScriptで動きをつける

HTMLとCSSだけだと静的なページですが、JavaScriptを使うと動きをつけられます。
特に変数・条件分岐・関数でつまずく人は多いですが、ここを乗り越えると作品の幅が大きく広がります。

GitとGitHubで学習を可視化する

実務ではGitを使う現場が多くあります。
最初から難しい使い方を覚える必要はなく、「変更する→保存する→記録する→GitHubに上げる」の流れができれば十分です。

GitHubに作品を公開するだけで、努力が見える形になります。

フロントエンドを目指すならReact

フロントエンドを目指すなら、Reactも選択肢になります。
ただし、HTML・CSS・JavaScriptの基礎ができていない状態からReactを始めるのはおすすめしません。
土台があって初めて、Reactが武器になります。

ぼく自身、独学でReactを並行して学びながら転職し、今は実務でReact + TypeScriptを使って管理画面の開発をしています。

基礎を固めてから取り組んだことで、現場でも働けています。

作品作りで差をつけるポイント

小さくても完成させることが最優先

最初から大きなアプリを作ろうとすると、途中で止まりやすくなります。
架空のお店サイト、勉強記録ページ、ToDoリスト
——こういった小さな作品でも、完成して説明できれば価値があります。

未経験は「すごさ」より「完成させた経験」が大事です。

目的と工夫を言語化する

ただ作っただけでは採用担当に伝わりにくい。
若い女性向けに明るい色を使った、スマホで見やすいようにした、予約ボタンを目立たせた
——こういった意図が説明できると、考えて作ったことが伝わります。

作品ページやREADMEには「作った理由・想定した読者・工夫した点・苦労した点・改善したい点」を書きましょう。

改善の記録が面接で活きる

完璧な作品より、改善できる人だと伝える方が大切です。

「最初は余白が狭く読みにくかった」

「スマホで画像が大きすぎた」

「JavaScriptの処理でエラーが出た」

——そういう改善の記録は、面接でも話しやすい材料になります。

会社選びで失敗しないために

研修内容は必ず具体的に確認する

「研修あり」と書かれていても、内容は会社によって大きく違います。
「3ヶ月研修あり」でも、自習だけの会社もあれば、実際の現場に近い課題を出してくれる会社もある。

研修期間・内容・講師の有無・研修後の配属先を、面接で遠慮せずに聞くことがミスマッチを防ぎます。

開発に関われるかを確認する

エンジニアとして入社しても、最初の業務が開発とは限りません。
「未経験入社の方は、入社後どんな仕事から始めることが多いですか」と聞くと自然に確認できます。

SES企業は甘い言葉より具体的な説明で判断する

SESは未経験から入りやすい場合がありますが、会社ごとの差が大きい。
案件内容を教えてくれるか、開発に入れる可能性があるか、待機中の給料は出るか
——これらを具体的に確認しましょう。

ぼくが転職先を決める際に重視したのは、面接担当者の説明の丁寧さと、質問への誠実さでした。
条件面より、一緒に働く人の態度を信頼できるかどうかを判断基準にしたのは、今でも正解だったと思っています。

口コミは複数の情報と合わせて見る

口コミは個人の感じ方が入るため、全部信じる必要はありません。
求人票・会社サイト・口コミ・面接での説明を合わせて判断する。
1つの情報だけで決めないことが安全です。

よくある疑問

今から始めても遅い?

遅いとは言い切れません。
IT人材の不足は続いており、需要は伸び続けています。

ただし、遅くないからといって簡単でもない。
「いつかやる」では時間が過ぎるだけなので、今日小さく始めることが大切です。

30代でも可能性はある?

あります。
ただし20代より準備の質は求められます。

一方で、社会人経験がある分、仕事の責任感・顧客対応の経験・報告や相談の力は強みになります。
年齢を言い訳にするより、前職の経験をエンジニア職にどう活かせるかを考える方が前向きです。

文系は不利?

文系だから絶対に無理ということはありません。
厚生労働省の職業情報でも、プログラマーは入職にあたって特定の学歴や資格が必ず必要とはされておらず、文系出身者も多いとされています。

文系か理系かより、今どれだけ手を動かしているかが見られます。

独学でも転職できる?

独学でも可能性はありますが、向き不向きがあります。
自分で調べられる、毎日少しずつ進められる、作品作りまで進める
——こういった人は独学に向いています。

大切なのは独学かスクールかではなく、最終的に作品を作り、応募できる状態になることです。

資格は必要?

必須ではありませんが、基礎を示す材料にはなります。
優先順位は「基礎学習→作品作成→GitHub公開→面接対策」が先で、資格はその補助です。

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まとめ:増えすぎでも、準備した人には道がある

未経験エンジニアが増えすぎと言われる時代でも、チャンスが完全になくなったわけではありません。

増えているのは「興味を持つ人」も含まれます。
最後まで学び、作品を作り、応募し、面接対策まで進める人は限られています。

28歳のとき、ぼく自身も「本当に自分にできるのか」と何度も不安になりました。
でも今は、あの時動いてよかったと思っています。
転職して後悔はまったくありません。

「遅いかな」と考えている時間より、今日1つだけ始める方が、数ヶ月後の自分は確実に変わっています。

ポイント
  • 基礎を学ぶ(HTML→CSS→JavaScript→Git)
  • 小さくても作品を完成させる
  • GitHubに公開して学習を可視化する
  • 応募しながら書類・面接を改善する
  • 続けられる仕組みを作る

この流れを丁寧に進めた人が、未経験から抜け出せます。

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携帯ショップ5年→独学8ヶ月でエンジニア転職|未経験転職ブロガー
携帯ショップで5年間勤務後、完全未経験から独学8ヶ月でエンジニアへ転職。 毎日コツコツ続けた勉強法や転職活動のリアルな体験を発信しています。 「自分にもできるかな?」と悩んでいる人に向けて、等身大の情報をお届けします。
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